『橘姓斑目家の歴史 古代・中世編』
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232(小休止)◎38年戦争按察使・大伴駿河麻呂が蝦夷征討を命じられた宝亀五年(774年)から弘仁二年(811年)までの38年間、東北で続いた朝廷と蝦夷勢力の戦争。そこに至る理不尽な歴史について、高橋克彦の小説『風の陣~立志篇』の解説で、歴史学者の山内昌之氏がこう書いている。「七四九(天平感宝元)年四月、陸奥国小田郡から黄金九百両が朝廷に献上された。現在の宮城県湧谷町には、黄金山産金遺跡が残っている。金の献*岩手県盛岡市の志波城跡。平安時代初期、征夷大将軍の 坂上田村麻呂が造営した陸奥国最北の城柵。

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